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たまに出勤後すぐ休憩を取らせて働かせたという話を耳にします。
労働基準法では、休憩は、「労働時間の途中に与えなければならない」とされており、出
勤直後の休憩時間は「労働時間の途中」ではないため、法違反となります。
労働基準法は、ある程度労働時間が継続した場合に蓄積される労働者の心身の疲労を回
復させるため、労働時間の途中に休憩時間を与えることを使用者に義務付けています。
休憩時間は、労働時間の途中で、一斉に付与し、かつ、自由に利用させなければならな
いもので、一斉付与と自由利用については例外がありますが、「労働時間の途中」の付与に
ついては、例外がありません。1日の労働時間が6時間を超える場合には 45 分以上、8時
間を超える場合には1時間以上の休憩時間を、労働時間の途中に与えなければならないと
されていることから、出勤してすぐに休憩を取らせたり、退勤の前に休憩を取らせたりす
ることはできません。
ところで、休憩を与える位置については、労働基準法では、「労働時間の途中」としてい
るだけで、特に定めがありません。したがって、始業時刻から1時間後に休憩を与え、そ
の後7時間の連続労働といったことも可能ですが、連続労働となると疲労が蓄積し作業能
率も下がりますので、あまり連続労働とはならないよう、休憩を与える位置についても配
慮することが必要でしょう。
なお、忙しいからといって休憩を与えず働かせた場合には、休憩を付与していないこと
自体が罰則の対象となりますが、休憩を与えず働かせていたことにより、労働時間が結果
として法定労働時間を超えれば割増賃金が必要となるのはいうまでもありません。

以上のことにより、出社すぐの休憩は法違反と判断され 出社1時間後などで休憩を取らせて連続7時間勤務は違反ではありませんが休憩の趣旨として望ましくなく、勤務効率も落ちるので、ちょうど疲労が蓄積してきた途中に休憩を取らせることが一般的になっています。
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2016.08.05 Fri l きたはら社労士事務所からのお知らせ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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